メディケア対象のホスピスケア要件
ホスピスは、末期疾患と診断された患者に提供される緩和ケアです。治療よりも患者の快適さと疼痛緩和を重視します。ホスピスケアは民間のホスピス事業者が提供し、いくつかの保険でカバーされます。メディケアでもホスピスサービスの給付がありますが、適用されるためには一定の条件を満たす必要があります。
適格要件
- メディケア パートAに加入し、資格があることが前提です。メディケアは主に65歳以上の米国市民が利用しますが、障害や特定の疾病がある65歳未満の方も対象です。
- 資格があるからといって自動的にホスピスケアが受けられるわけではありません。医師とホスピスディレクターの両方が「余命が6か月未満」であると認定し、患者本人がホスピスケアに同意する書面にサインする必要があります。
提供者の要件
- ホスピスサービスは、CMS(Centers for Medicare & Medicaid Services)により特別に承認された提供者から受ける必要があります。既に他の医療サービスで承認を受けていても、ホスピスについては別途承認が必要です。
- 医師、ホスピス協会、社会保障事務所、州の保健部門などに問い合わせると、対象のホスピスがメディケア承認済みか確認できます。
給付期間
- メディケアのホスピス給付は「給付期間」単位で提供されます。最初に90日間が2回、その後は60日間が繰り返し適用されます。60日間の給付期間は回数に制限がなく、連続でも間隔を空けても利用可能です。
- ホスピスケアを一度中止すると、残りの期間は失われますが、後日再開することは可能です。各給付期間ごとにホスピス提供者を一度だけ変更できます。
ボランティアの役割
- ボランティアは患者と家族を支援する重要な存在です。買い物や送迎、家事、患者への付き添いなどを行い、介護者の負担を軽減します。
- メディケアはホスピスケアの最低5%をボランティアが提供することを義務付けており、提供者はボランティア活用によるコスト削減を報告する必要があります。
給付内容
- 疼痛緩和薬、看護サービス、レスパイトケア(介護者の休息支援)、ソーシャルサービス、医療機器などがカバーされます。
- ただし、症状緩和や疼痛管理が自宅で不可能な場合を除き、ホスピス施設の部屋代や食事代は原則対象外です。また、選択したホスピス以外の提供者から受けるサービスはカバーされません。末期疾患とは別の健康問題については通常通りカバーされます。
