メリーランド州の低所得者向け健康保険プログラム
子どもと妊婦向けプログラム(MCHP)
メリーランド州は1998年に低所得の子ども(19歳以下)と妊婦を対象とした「メリーランド・チルドレンズ・ヘルス・プログラム(MCHP)」を開始しました。連邦・州の補助金を活用し、年齢に関係なく妊婦の医療費をカバーします。民間保険に加入していても、MCHPの対象となる場合があります。
高リスク保険(MHIP)と低所得者向けオプション(MHIP+)
2002年、既往症や重篤な健康状態で保険加入が困難な高リスク者向けに「メリーランド・ヘルス・インシュアランス・プラン(MHIP)」が制定されました。基本的に個人が全額負担しますが、低・中所得者向けのMHIP+では保険料や自己負担額が軽減されます。
成人向け一次医療プログラム(PAC)
2006年7月に開始された「プライマリー・アダルト・ケア(PAC)」は、19歳以上の低所得者を対象に、予防的な一次医療サービスを提供します。入院や救急外来、専門医への受診費用はカバーされませんが、健康問題を早期に対処できるよう支援します。
その他の支援プラン
「カイザー・ブリッジ」プログラムは、保険未加入の低所得者に対し、自治体(例:ボルチモア市、プリンスジョージーズ郡)で補助付きの健康保険を提供します。また、カトリック・チャリティーズと共同で運営する「メディカル・ケア・フォー・チルドレンズ・パートナーシップ(MCCP)」は、すべての子どもが質の高い医療を受けられるよう支援しています。
全国医療改革とメリーランドへの影響
2010年に成立した全国医療改革は、メリーランド州にも適用されます。2010年9月以降、保険の生涯上限やカバレッジの制限が撤廃され、重篤な病気になった際に保険が解除されることが禁止されます。また、既往症による子どもの除外も禁止されます。低所得者向けコミュニティ・ヘルス・センターへの資金は2010年10月から増額され、医療保険改革は2014年に完全実施されます。
