TPL(第三者責任保険)とは?
保険業界でのTPLは「Third Party Liability」の略で、メディケイド患者の医療費を最初に、かつ最大額支払う保険会社(保険キャリア)を指します。患者本人が医療提供者への支払い責任を負いますが、低所得者は連邦メディケイド制度の支援を受けられます。場合によっては、民間保険や雇用主が提供する保険もあり、これらは「第三者保険」と呼ばれます。
法的側面
米国ではメディケイドは「最後の支払手段」と位置付けられ、他に保険がある場合はその保険が先に支払う義務があります。州のメディケイド管理機関は、他の保険キャリアが支払った後にメディケイドが支払うか、先に支払って後で第三者保険(TPL)から回収するかを選択できます。
種類
TPLキャリアには以下のようなものがあります。
- 民間保険会社
- 雇用主が提供する保険(従業員福利厚生)
- 政府のメディケアプログラム
- 法的判決や和解金の支払い責任を負う保険提供者
- 裁判所命令により、子どもの保護者以外の親が保険に加入させる場合の保険会社
監督機関
メディケイドプログラムは米国保健福祉省の「Centers for Medicare & Medicaid Services(CMS)」が運営し、TPLキャリアに関する方針設定や各州の連邦規則遵守状況を監視しています。
要件
メディケイド受給資格を得る前に、州機関は受給者に対し、TPLキャリアからの支払い・給付金を州が受領できる旨の同意書に署名させます。この条件を拒否すると、メディケイドの受給資格は失われます。
主なキャリア例
代表的なTPLキャリアとして、シグナ、ブルークロス/ブルーシールド、ファーマーズ、ヒューマナ、グレートウエスト、カイザーなどがあります。これらの保険会社は、患者がメディケイドに請求を提出する前に先行して給付金を支払うことが多いです。
