COBRA法(健康保険継続制度)の概要
対象要件
COBRAの継続保険を受けるには、雇用主が最低20名以上の従業員を対象とした団体健康保険に加入している必要があります。公務員・民間企業を問わず、在職中にその保険の加入資格があったことが条件です。退職後、本人および家族が一定期間にわたり保険を継続できます。
目的・機能
COBRAは、雇用形態や保険加入状況が変わった際に、従業員とその家族の健康を守ることを目的としています。退職、解雇、勤務時間の減少、メディケアへの切り替え、扶養子の喪失、離婚・別居、被保険者の死亡など、一定の条件を満たす場合に継続が認められます。
適用期間
通常は18か月間の継続が認められますが、メディケア取得、離婚・別居、扶養子の喪失、死亡による遺族の場合は最長36か月まで延長できます。
主な特徴
- 雇用主は対象従業員とその家族に対し、継続保険の権利を通知する義務があります。
- 被保険者は通知を受け取ってから60日以内に継続を希望する旨を保険管理者に伝える必要があります。
- 継続を希望すれば、保険料を全額・期限内に支払うことで、指定期間中は保険が途切れません。
留意点
- COBRAの保険料は通常の従業員負担分に加えて、行政手数料として約2%(合計102%)が上乗せされ、障害者補償がある場合はさらに高くなることがあります。
- 保険料が未払いになると、継続保険は即座に失効します。
- 自己負担額(控除額や共済金)や給付上限も引き続き適用されます。
