不安障害の原因は何ですか?

不安障害は、慢性的な心配、恐怖、緊張感が続く状態で、感情的・身体的な症状を伴います。放置すると日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

遺伝的要因

研究によると、全般性不安障害、社交不安障害、強迫性障害、PTSD、パニック障害などは家族内で発症しやすいことが分かっています。これは、遺伝的に不安障害にかかりやすい体質があることを示唆しています。

統制感(ローカス・オブ・コントロール)

心理学では「統制感」という概念があります。内部統制感は出来事が自分の行動の結果だと感じ、外部統制感は出来事が自分の手に負えないと感じます。外部統制感が強い人は、コントロールできないと感じる事柄への不安が増し、結果として不安障害を発症しやすくなります。

神経伝達物質のバランス

神経伝達物質の不均衡も不安障害に関与しています。興奮性の伝達物質が過剰になると緊張感が高まり、抑制性の伝達物質が不足すると不安が抑えきれなくなります。このバランスの乱れが不安症状を引き起こすと考えられています。

人格特性

ストレスに対して過敏で、生活の多くがコントロールできないと感じやすい人格は、不安障害のリスクが高くなります。統制感と密接に関連する要素です。

治療法

不安障害の原因は多岐にわたるため、治療も様々です。認知行動療法は自分が持つコントロール感を再認識させ、ストレス対処スキルを学びます。エクスポージャー(曝露)療法は、安全な環境で恐怖対象に直面させることで不安を減少させます。薬物療法は神経伝達物質のバランスを整える目的で用いられます。

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