紙袋で呼吸するのはなぜ?効果と注意点を徹底解説

しゃっくりの緩和

  • しゃっくりは横隔膜の不随意収縮です。過度の食事や炭酸飲料だけでなく、脳卒中や外傷性脳損傷が原因になることもあります。紙袋に鼻と口を当てて呼吸すると、呼気の二酸化炭素が袋にたまり、再び吸い込むことで血中の二酸化炭素濃度が上がります。二酸化炭素が増えると、しゃっくりを引き起こす血中濃度低下が改善され、症状が緩和されます。

過呼吸の抑制

  • 過呼吸は不安やパニック、激しい運動などで起こる「過呼吸」状態です。紙袋を使った呼吸法は、呼吸した空気を再循環させる「リブリージング」と呼ばれます。袋内の二酸化炭素濃度が上がることで血中濃度が回復し、正常な呼吸リズムに戻ります。

喘息への効果

  • 喘息は気道の炎症と収縮が原因で呼吸が困難になります。二酸化炭素を増やすことで過呼吸が抑制され、気道への空気流入が改善されると報告されています。ただし、長期使用の吸入ステロイドや救急用薬が処方されている場合は、紙袋による呼吸は代替手段として使用しないでください。

網膜動脈閉塞への応用

  • 網膜動脈閉塞は網膜の中心動脈または枝動脈が詰まり、酸素供給が低下して失明の危険があります。二酸化炭素濃度が上がると血管が拡張し、酸素が眼に届きやすくなるとハーバード医科大学は指摘しています。紙袋呼吸は一時的に血中二酸化炭素を上げ、血管拡張を促す可能性があります。

使用上の注意

  • 心筋梗塞や脳卒中が疑われる場合は、紙袋呼吸は絶対に行わないでください。酸素不足が症状を悪化させる恐れがあります。急激な呼吸困難を感じたらすぐに救急車(119)を呼び、専門医の指示を仰ぎましょう。

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