幼児に見られる双極性障害のサインと対処法
幼児のうつ状態
言葉で感情を表現できない幼児は、うつエピソードを行動で示すことが多いです。具体的な症状としては、保育園や遊びの場での対立的な行動、集団や学習環境での困難、イライラの表出、退屈感やエネルギー低下の訴えなどが挙げられます。
幼児の躁状態
躁エピソードでも言語での表現は難しいため、以下のような行動で現れます。執拗・強迫的な活動、睡眠欲求の減少や睡眠不足、武器や火への執着・作成試み、過大な自尊心や誇大妄想、過活動、話し続ける傾向と考えが急速に飛び交う、注意散漫で課題に集中できない、特定の考えに固執し、障害に直面すると攻撃的になるなどです。
誤診のリスク
双極性障害の幼児は課題に集中しにくく、過活動や落ち着きのなさが見られるため、ADHD(注意欠陥・多動性障害)と誤診されがちです。この誤診は重大です。実際の双極性障害の治療が遅れると症状が悪化し、ADHD治療で用いられる刺激性薬剤は躁状態をさらに悪化させます。
その他のサインと症状
双極性障害の幼児はフラストレーションがたまりやすく、長時間続く癇癪を起こすことがあります。小さな変化(スケジュール変更や要求の拒否)でも激しく怒り、破壊的・反抗的な行動を示し、指示に従わない、頑固で支配的な態度が見られます。
夜間のサインと症状
夜間は特に不安が高まります。中でも「夜驚症」と呼ばれる、徐波睡眠中に極度の恐怖感と目覚められない状態で、叫びや息切れ、うめき声を伴う発作が見られます。これらは幼少期から現れることが多いです。
