カートライトの夢理論:感情調整と治療への応用
悪い日が続くことはありますか?毎朝、晴れやかな気持ちで新たに始めるという考えには、現代の科学的裏付けがあります。ロザリンド・カートライトが提唱した「夢理論」では、夢を見ることで前日の不運に関連した感情を整理し、受容するとされています。フランシス・クリックやグレーム・ミッチソンといった生物学者は夢を最近の経験の乱雑なごみ箱とみなしていましたが、カートライトは夢と覚醒時の感情状態を結びつけた研究を行いました。
感情調整
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カートライトの研究の一つでは、十分な睡眠が夢を見る人を「右側のベッド」から目覚めさせることが示されました。2003年に『Psychiatry Research』に掲載された「REM睡眠減少、感情調整、未治療うつ病の寛解」によると、重度うつ病と診断された31名の被験者のうち、22名が治療なしで寛解に至ったと報告されています。
決定要因
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覚醒時に、睡眠サイクルの早い段階で夢を見る被験者は、長時間の夢を見ることができ、夢を覚えている確率が高く、気分も良好であることが分かりました。一方、ほとんど夢を見なかった被験者は、朝にさらに悪化したと報告しています。
治療としての夢
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2006年に『Psychiatry Research』に掲載された「夢と覚醒時の関心の関係」という論文で、カートライトは夢を直接的な治療手段として提示しました。夢の内容は覚醒時の感情状態の産物であり、夢を通じてそれらを処理することが治療的効果を持つと結論付けました。ただし例外も存在します。
仕様
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同研究では「夢の内容は夢見る者の現在の感情的関心に関連し、感情が一定範囲内にあるときに乱れた気分の低減に寄与する」と述べられています。感情が過度に高い場合、夢だけでは対立を完全に解決できず、別途治療が必要です。逆に感情が低すぎる場合、夢による感情統合は不要で、覚醒時に対処可能です。
自己助長と夢活用
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カートライトは、リン・ラムバーグ共著の1992年刊行の『危機的夢:夢を使って問題を解決する』で、夢を材料として活用する方法を提供しています。本書は、離婚や愛する人の死といった大きな生活変化によるうつや不安の症状に対処するための夢解釈のヒントを示しています。
