大恐慌期に医師の平均年収はいくらだったか?
大恐慌期の医師収入の概要
米国で1929年から1930年代後半にかけて続いた大恐慌は、医療分野にも大きな影響を与えました。この期間、医師の収入は著しく減少しました。
大恐慌前の平均年収
National Bureau of Economic Research(全米経済研究局)の調査によると、大恐慌前の医師の平均年収は約5,000ドルでした。インフレ率で2023年換算すると約10万ドルに相当します。週換算では約96ドル(2023年換算で約1,923ドル)です。
大恐慌期(1930年代初頭)の平均年収
大恐慌の最も深刻な時期である1930年代初頭になると、医師の平均年収は約2,750ドルにまで低下し、約45%の減少となります。2023年換算で約5万5千ドル、週換算では約53ドル(2023年換算で約1,058ドル)です。
減少の背景
収入減少の主な要因は、広範な貧困により医療サービスへの需要が減少したことと、医学校を卒業した新たな医師の増加による競争激化です。
このように、医師は他の多くの職業に比べて相対的に高収入を維持していましたが、収入の大幅な減少は生活や患者へのケア提供に影響を与えました。
