ADD(注意欠陥障害)とADHD(注意欠陥・多動性障害)の治療法と対策
ADD(注意欠陥障害)とADHD(注意欠陥・多動性障害)は、主に子どもに診断される慢性的な状態ですが、大人でも診断されることがあります。主な症状は集中力の欠如、優先順位付けやタスク完了の困難、落ち着きのなさ、忘れっぽさ、衝動性です。自己評価の低下や対人関係の問題を伴うこともあります。治療は薬物療法と行動療法が中心で、症状が慢性であるため長期的な管理が必要です。
刺激薬
- メチルフェニデート(例:リタリン)やアンフェタミン系薬(例:アデロール、デキセドリン)は、脳内の神経伝達物質の放出を促進し、衝動制御や注意力を改善します。
- 副作用として体重変動、イライラ、不眠、成長抑制などが報告され、稀に心血管系の問題が起こることがあります。
その他の薬物治療
- 刺激薬が効果がない、または副作用が強い場合は、ノンスタimulant薬としてアトモキセチン(ストラテラ)が用いられます。1日1回の投与で、吐き気、倦怠感、体重減少などの副作用があります。稀に肝機能障害や黄疸が報告されています。
- 抗うつ薬は、併存する気分障害がある場合に検討されます。
- 高血圧薬のクロニジンやテネクスも、ADDの症状緩和に使用されることがあります。
行動療法
- 行動修正プログラム(スケジュール管理、報酬と罰則のシステム)は、注意力と衝動制御を改善します。
- 家族療法は、保護者や兄弟が効果的にコミュニケーションを取れるよう支援します。
- 心理療法は、社会的な困難を抱える子どもが感情を整理する場を提供します。
- 保護者向けの育児クラスやスキルトレーニングは、子どもの行動管理に役立ちます。
これらの治療は個々の症状や生活環境に合わせて組み合わせることが推奨され、継続的な医師の評価と調整が重要です。
