夢の構成要素とは?
夢は脳と体にとって非常に有益です。睡眠中に夢を見ることで、脳は日中に学んだ情報を統合し、記憶を強化します。多くの人は、覚醒時に解決できなかった問題を夢の中で解決することがあります。夢の不足は慢性的なだるさや生産性低下、痛みへの感受性増大、言語コミュニケーションの障害など、脳と体に様々な悪影響を及ぼします。
睡眠サイクル
脳波(EEG)で測定される睡眠は5段階に分かれます。最初の4段階はノンレム睡眠で、夢を見ることはありません。第1段階は覚醒と睡眠の過渡期、第2〜第4段階では呼吸や心拍、体温、筋緊張が徐々に低下します。睡眠スパンドルと呼ばれる高速波と、深い睡眠を示すデルタ波の比率で各段階が判別されます。第5段階が夢を見るレム睡眠で、1回の睡眠サイクルは約90分。8時間の睡眠ではこのサイクルが6回程度繰り返されます。
REM睡眠
第5段階は「Rapid Eye Movement(急速眼球運動)」の略であるREM睡眠と呼ばれます。睡眠開始から約90分後に現れ、サイクルが進むにつれてREM睡眠の時間は長くなり、最終サイクルでは1時間近く夢を見ることがあります。乳児や幼児は睡眠の大半がREM睡眠ですが、成長とともに必要量は減少します。
身体的変化
REM睡眠中は眼球が急速に左右に動くため「REM睡眠」と呼ばれます。この段階では脳活動が活発になり、呼吸や心拍が不規則になることがあります。夢の内容は怪物から逃げるシーンや最近考えていた友人との再会など様々ですが、体は動きません。これは脳の橋(pons)から脊髄へ神経信号が送られ、運動ニューロンが抑制されるためです。
夢の構成
夢はREM睡眠中に生じる思考・映像・感情が組み合わさって構成されます。脳はこれらの要素をつなげて物語を作り、ある程度理解可能な形にします。多くの夢解釈者は、夢は日常生活の出来事や感情を別の形で表現したものだと考えます。たとえば、夢の中のメタファーやテーマから、現実で起きている問題や関心事を読み取ることができます。
