抗精神病薬の主な副作用と注意点
抗精神病薬は主に統合失調症の治療に使用されますが、双極性障害の躁状態にも用いられることがあります。代表的な薬剤として、クロルプロマジンやハロペリドールなどの定型抗精神病薬と、アリピプラゾールやクロザピンなどの非定型抗精神病薬があります。
よく見られる副作用
- 眠気、視覚障害(ぼやけた視界)、光過敏症、心拍数増加、発疹、筋力低下、過食、性機能障害、めまい、生理不順など。
体重増加
- 非定型抗精神病薬は体重増加を引き起こすことが多く、糖尿病や高コレステロール血症のリスクが高まります。体重と血糖値の定期的なチェックが推奨されます。
運動障害
- 定型抗精神病薬は筋硬直、振戦、筋痙攣などの運動障害を起こすことがあります。長期使用により、口周りの不随意運動を特徴とする遅発性ジスキネジアが生じることがあります。
高齢者へのリスク
- 認知症の治療目的での抗精神病薬使用は推奨されていません。高齢者では、心疾患や感染症による死亡リスクが増大します。
クロザピンの特性と注意点
- クロザピンは統合失調症の症状制御に高い効果があるとされていますが、白血球減少や心筋症などの重大な副作用リスクがあります。使用中は血液検査と心機能の定期的なモニタリングが必須です。
