鎮静剤の効果と副作用

概要

米国薬物取締局(DEA)によると、抑制剤(鎮静剤)は中枢神経系の活動を低下させる物質です。アルコール、鎮静催眠薬、一部の麻酔薬が含まれますが、医療現場で最も一般的に処方されるのはバルビツール酸系薬とベンゾジアゼピン系薬です。

主な用途

  • バルビツール酸系薬はてんかん発作の予防や不安・不眠の治療に用いられます。代表的な商品名はアミタル、ネンブタル、フェノバルビタールです。近年はベンゾジアゼピン系薬への置き換えが進んでいます。
  • ベンゾジアゼピン系薬は不安障害、不眠、筋痙攣、てんかんの治療に使用されます。代表的な商品名はバリウム、ゾロフトなどです。1985年の研究では、不安軽減効果は限定的と指摘されています。

短期的な副作用

  • バルビツール酸系薬はアルコール酩酊に似た症状を引き起こし、言語障害、運動失調、判断力低下が見られます。大量投与はアルコールと併用すると致死的です。
  • ベンゾジアゼピン系薬は比較的安全とされていますが、頭痛、イライラ、混乱、記憶障害、抑うつなどの副作用が報告されています。

長期的な副作用

  • 両薬剤とも依存性があり、長期使用は性機能障害、慢性的な睡眠障害、呼吸抑制、最悪の場合呼吸停止による死亡リスクがあります。離脱症状として不眠、不安、痙攣、譫妄が現れます。
  • 妊娠中の使用は胎児に重篤な先天性異常を引き起こす可能性があり、依存状態で出生した新生児は離脱症候群を示すことがあります。

薬物相互作用

抑制剤同士を併用すると効果が指数関数的に増強され、過量摂取による自殺や致死的な呼吸抑制の危険が高まります。また、ヘロインなど他の薬物と組み合わせるケースも報告されています。

有名人の死亡例

過去に、ヒース・レジャー、マリリン・モンロー、エルヴィス・プレスリー、マルゴー・ヘミングウェイなどが抑制剤や他の薬物の乱用により死亡しています。

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