野外救助後のトラウマ対策:フィールドデブリーフ実施ガイド
手順
救助直後に全員の身体的快適さを確保する。清潔で乾いた衣服、十分な食料・水、快適な睡眠場所を提供する。
ストレス反応の有無に関わらず、全員に感情のデブリーフを必須とする。
救助後24時間以内にデブリーフを実施する。ただし、身体的ニーズが先に満たされていることを確認する。
デブリーフは最低1時間確保する。必要に応じて延長する。
デブリーフのファシリテーターを事前に指名する。特に重大なトラウマがある場合は、直接関与していないクリティカルインシデントストレスデブリーフの経験者が望ましい。
静かでプライベートな場所に参加者を集める。
デブリーフの目的を明確に伝える。感情や経験の共有、フラストレーションの発散、相互の体験の検証、各自の健康状態の把握など。
尊重と支援を前提とした議論のガイドラインを設定する。全員が中断されずに話せる環境を作り、批判や評価的な発言は避ける。
内容は機密扱いとし、記録を残さない。
話しやすい質問から始める。例:事件直後の第一反応は?救助が終わった後の最初の考えは?今すぐ話したい相手は誰で、何を伝えたいか?現場で自分がうまくやれたことは何か?
発言を促すが、無理に話させない。
デブリーフ後、黙っている参加者には個別に声をかけ、必要なら1対1で話す機会を提供する。
