肩の手術後に筋力を取り戻す方法

肩関節は体で最も可動域が広い関節で、周囲の4つの筋肉(ローテーターカフ)が腕の挙上・回旋・円運動・横方向の動きを担います。これらの筋肉のいずれかが損傷した場合、外科的に修復されますが、回復には数か月から最大で1年かかることがあります。適切なリハビリテーションを行うことで、肩の筋力を再び高めることが可能です。

必要なもの

  • 医師からの指示書
  • スリング(腕吊り具)
  • 柔らかいスポンジ
  • 握りやすいラバーボール
  • 椅子
  • 軽いウエイト(ダンベル等)

リハビリ手順

  1. ステップ1:医師の指示に従う

    手術後3〜4週間は腕を完全に固定します。スリングで腕を体に固定し、動かさないようにしてください。理学療法士が指導する場合は、指示に従って運動を行います。

  2. ステップ2:軽い握力トレーニング

    術後約1か月で医師が許可すれば、握力トレーニングを開始します。温かいシャワーの中で柔らかいスポンジを握り、20〜40回程度絞ります。慣れたらラバーボールに切り替えても構いません。握った後は、手首を前後に回す円運動を1分間行います。

  3. ステップ3:肘関節の回旋と軽い上腕二頭筋運動

    手首のトレーニングが数日続いたら、肘を回す運動や、ウェイトなしの腕立て(二頭筋カール)を行います。

  4. ステップ4:肩関節の軽い可動域訓練

    椅子に手をつき、上体を床と平行になるまで前傾させます。手術側の腕を自然に垂らし、肩の緊張を抜いた状態で、ゆっくりと左右に揺らします。その後、前後にも動かします。慣れたら軽いウエイトを持って行っても構いません。

  5. ステップ5:アームサークル

    同様に前傾姿勢を保ち、腕を小さな円から徐々に大きな円へと回します。方向を変えて行い、後半は小さなウエイトを握って実施します。

これらのステップを医師や理学療法士の指導のもとで継続すれば、肩の筋力と可動域が徐々に回復します。

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