足関節融合手術の概要と適応(医師の視点)
適応
Wheeless' Textbook of Orthopedics(デューク大学)によると、足関節融合術は以下のような重度の状態で実施されます。
- 進行した関節リウマチや変形性関節症
- 糖尿病性神経障害による関節の機能低下
- 外傷後の関節破壊
- 血流障害による骨壊死(足関節骨の壊死)
手術を検討している場合は、必ず整形外科医と相談してください。
解剖学的概要
融合の範囲は関節損傷の程度に応じて変わります。主に次の骨が対象となります。
- 脛骨(tibia)
- 腓骨(fibula)
- 距骨(talus)
- 踵骨(calcaneus)
より広範囲にわたる場合は、中足部の楔状骨(cuboid)や舟状骨(navicular)も融合に含まれることがあります。
手術手順
eOrthopod.comの記述を基にした一般的な手順は以下の通りです。
- 皮膚切開を行い、足関節を露出させます。
- 筋肉や神経を保護しながら、関節面の軟骨をすべて除去します。
- 距骨の表面と、脛骨・腓骨の端部(先端)を切除し、必要に応じてドナー骨移植を行います。
- 長いスクリューやプレートで骨同士を固定し、安定した融合環境を作ります。
術後は骨が自然に癒合するまで、数か月間の固定とリハビリが必要です。
