頸椎融合手術の感染症状と対処法

頸椎融合手術とは

頸椎融合は、首の椎骨を外科的に固定し、安定させる手術です。全身麻酔下で行われ、骨移植(通常は骨盤から採取)を2つの椎骨に固定し、骨が結合して椎骨が一体化します。金属スクリューやロッドで固定することもあります。

感染リスク

手術全般に伴う感染リスクは常に存在しますが、脊椎手術後の感染率は1%未満です。頸椎融合後は、切開部の表層感染と、体内深部の感染の2種類が考えられます。深部感染は椎骨や脊髄に影響し、肺・膀胱・腎臓など他臓器にも波及する可能性があります。

感染症状

表層感染の主な症状は、切開部の発赤、腫脹、痛み、熱感、膿の滲出、治癒遅延です。深部感染の場合は、首や背中の痛みが増悪し、時間とともに改善しません。発熱、悪寒、全身倦怠感など全身症状も伴うことがあります。

治療法

感染が確認されたら、まず抗生物質による治療が行われます。切開部の感染で膿がたまっている場合は、ドレナージと再縫合が必要です。椎骨や金属インプラントに感染が及んだ場合は、骨移植片やスクリュー・ロッドを除去し、感染を根絶します。

手術選択の考慮点

頸椎融合は、まずは保存的治療(薬物療法、装具、理学療法)を試みた上で、効果が不十分な場合に検討されます。感染により骨移植が除去された場合でも、回復後に再度融合手術を行うことは可能です。

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