口腔外科手術の概要と主なリスク

口腔外科は、歯や顎、顔面に関する外科的処置を専門とする歯科領域の一分野です。口腔外科医は、歯列矯正や顔面再建、インプラントなど、多岐にわたる手術を行うための専門教育を受けています。

口腔外科医

口腔外科医は、歯科医師の資格取得後に、さらに4年間の口腔外科専門教育(修士号または専門証明)を修了した専門医です。必要に応じて医学部での追加学位取得や顎顔面外科医への転向もあります。主な業務は親知らずの抜歯、顎や顔面の外傷治療、インプラント埋入、顎骨再建などです。

歯科治療

口腔外科医が行う歯科手術は、歯・歯肉・顎骨に対する処置が中心です。重度の歯列不正、深刻な虫歯、インプラント手術などが含まれます。インプラントは、外傷や虫歯、感染で失われた歯を人工的に置換するもので、長期的に見て従来の義歯よりも耐久性が高く、合併症のリスクも低いとされています。米国口腔顎顔面外科学会の調査によると、35〜44歳の成人の約69%が何らかの理由で永久歯を失っています。

顔面・顎再建

顎顔面外科医は、事故や遺伝的要因、その他の異常に起因する顔面・顎の再建や矯正手術も担当します。自動車事故やスポーツ外傷、家庭内暴力などが主な原因で、手術は入院が必要なことが多く、場合によっては複数回にわたる手術が行われます。

審美外科

審美的な目的で行う口腔外科手術には、歯のホワイトニングやベニア、歯列矯正、顎の再建、ワイヤー固定などがあります。これらは機能回復が主目的ではなく、見た目の改善を目的とした施術です。

リスクと対策

すべての外科手術と同様に、口腔外科手術にも出血過多、麻酔に伴うリスク、手術部位の合併症などの危険性があります。口腔外科医は術前にリスクを説明し、手術計画を立てて合併症を最小限に抑えるよう努めます。

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