パインタールの利用法

パインタールは、松材を高温で炭化させた際に得られる粘性のある黒色液体です。この過程で木炭とともに生成され、木材の防腐・防水剤として、また獣医薬や皮膚疾患用の石鹸の原料として広く利用されています。さらに、野球選手がバットの握りを良くするためにも使用されています。

海事分野での利用

6世紀以上にわたり、船大工はパインタールを木材やロープの防腐剤として使用してきました。ガム・ターペンティンや沸騰リネンオイルと混合し、船体の底板やロープ、オークム(船舶用綱)に塗布します。コーティングが乾くと、繊維は硬く光沢のある状態になり、耐久性が向上します。近年は素材の多様化により使用は減少しています。

医療用石鹸・シャンプー

パインタールは、湿疹や乾癬など皮膚トラブルを抱える人向けの自然派石鹸の主成分です。石鹸だけでなく、シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュにも配合され、含有量は約15〜20%です。

獣医薬としての利用

馬や牛などの家畜の治療に広く用いられます。慢性咳を伴う馬にはパインタール入りの水を与え、蹄のケアや皮膚疾患(湿疹・乾癬)にも使用されます。また、寄生虫や疥癬(かいせん)の治療にも効果があります。

野球での使用

プロ・アマ問わず、野球選手はバットの握りを強化するためにパインタールを塗布します。滑り止め効果により、バットが手から離れにくくなり、握力を抑えてもスイング時の“ポップ”が向上します。

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