シトロネラでノミ対策

シトロネラとは

シトロネラは、アジアの一部で栽培される多年草で、蚊やノミなどの虫除けとして長い歴史があります。化学的な虫除け剤の代替として、スプレーやキャンドルに広く使用され、犬のノミ対策として自然な解決策と謳う製品もあります。

効果と使用方法

米国環境保護庁(EPA)によれば、シトロネラは50年以上にわたり虫除けに利用され、特に蚊、吸血ハエ、ノミの忌避に効果的です。主成分は乾燥したシトロネラ草から抽出したオイルで、酸味のあるシトラス系の匂いが虫の嗅覚を混乱させます。ただし、虫を殺すわけではなく、あくまで寄り付かせないだけです。

特徴

シトロネラオイルは無色または淡い黄色で、木質でレモンのような香りが特徴です。大量に摂取すれば有害ですが、低い毒性のため家庭内での使用は安全とされています。シトロネラ草には「セイロンシトロネラ」と「ジャワシトロネラ」の2種があり、油分が多いジャワシトロネラが優良とされています。

犬への使用例

市販のシトロネラスプレーや首輪は犬のノミ防除に利用できます。自宅で作る場合は、無希釈のシトロネラオイルを15滴、スプレーボトルに入れ、残りを水で満たします。よく振ってから犬の全身に吹きかけ、頭部周辺は手にスプレーして優しく塗布します(目・耳・口には直接かけないよう注意)。さらに、コットンボールに同じ液を浸し、掃除が行き届かない部屋の隅やカーペットに置くと効果が持続します。

効果への疑問

EPAは濃度や使用後の時間経過が効果に影響すると指摘していますが、英国のNovartis Animal Healthはシトロネラのノミ忌避効果に疑問を呈しています。ノミは宿主に付着したまま生き続け、成虫雌は数日で数百個の卵を産むため、殺すか物理的に除去しなければ根本的な対策にはなりません。同社は化学系の犬用ノミ駆除製品も販売しています。

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