ローズヒップの効能と利用法
用途
ローズヒップは化粧品、医薬品、料理のいずれにも広く利用されます。花びらは加熱して食べたり、生のままサラダの飾りにしたりします。また、茶として抽出したり、ポップシクルや氷にエキスを加えて風味付けすることもあります。葉は乾燥させてお茶にしたり、生のままサラダに加えることができます。根は噛んだり、煎じてお茶にしたりします。
栄養価
ローズヒップはビタミンCが豊富で、1オンス(約28 g)あたり45 kcal、炭水化物11 g、食物繊維7 g、糖1 gを含みます。ナトリウムは低く、ビタミンK、ビタミンE、ビタミンA、食物繊維、マンガンも多く含まれます。さらに、コリン、ベタイン、パントテン酸、葉酸、リン、カリウムなど微量のミネラルも含有しています。
医療的価値
ローズヒップは咳や風邪の緩和に有効とされています。茎・花びら・根を粉末にして鼻に吸入すれば、鼻腔の不快感がすぐに軽減します。果実の皮を煮詰めてペーストにし、創傷や膿瘍に塗布すると抗菌・抗炎症作用が期待できます。ローズオイル(ローズヒップ抽出物)は頭痛の緩和や治癒用軟膏として外用されます。
また、出血、下痢、嘔吐、赤痢、目の炎症、腰痛、胸やけ、消化不良、痔核の治療にも用いられます。水で薄めたローズヒップは収斂性のうがい薬として有用です。
中世ヨーロッパでは、ローズヒップティーが不安やうつの緩和、血行促進に使用されていました。
アロマテラピー
ローズオイルはアロマテラピーで広く利用され、特に敏感肌や成熟肌のケアに適しています。自然治癒力を高めるとされ、皮膚トラブルの改善や心理的な落ち込み、怒り、悲しみ、恨みといった感情の緩和に効果があります。また、緊張やストレスを和らげる目的でも使用されます。
使用上の注意
ローズヒップ製品を摂取する際は、用量を守り過剰摂取を避けてください。過剰に摂取すると胃部不快感や消化不良が起こることがあります。バラ科植物にアレルギーがある方は、ローズヒップでもアレルギー症状が出る可能性があるため注意が必要です。
