閉経期の女性におすすめの亜麻仁の効果
メイヨークリニックは閉経を「月経と妊娠可能性が永久に終了すること」と定義し、最後の月経から12か月続くとしています。主な症状はホットフラッシュ、夜間の発汗、不規則な月経、妊娠力の低下、気分の変動、睡眠障害などです。ホルモン補充療法(HRT)はエストロゲンを高用量で投与しますが、乳がんリスクが上昇するという問題があります。
亜麻仁(フラックスシード)は草本植物で、リグナンという植物性エストロゲン様化合物を多く含みます。研究によれば、亜麻仁は閉経期の女性にとって以下のような効果が期待できます。
乳がんリスクの低減
リグナンは体内でエストロゲン様の作用を示す代謝物に変換され、エストロゲン受容体に穏やかに結合します。その結果、強力なエストロゲン投与によるリスクを伴わずに、エストロゲンの代わりとなる働きをします。米国がん協会は、亜麻仁が乳腺腫瘍の「粘着性や転移能」を抑制する可能性があると指摘しています。
骨粗鬆症リスクの低減
閉経後のエストロゲン低下は骨量急激な減少を招き、骨折リスクが高まります。国際ジャーナル「International Journal of Food Safety, Nutrition and Public Health」に掲載された動物実験では、亜麻仁が骨密度を改善し、骨粗鬆症症状を軽減することが示されています。亜麻仁油に含まれるオメガ‑3脂肪酸は、骨のミネラル化とマトリックス形成を保護する可能性があります。
その他の閉経症状の緩和
ClinicalTrials.gov で進行中の試験では、亜麻仁がホットフラッシュの頻度と重症度を減少させるかどうかが調査されています。これまでの研究では、リグナンが気分の揺れ、睡眠障害、頭痛、不安、乳房の嚢胞、むくみ、月経過多、膣の乾燥といった閉経症状を緩和することが報告されています。1日あたり大さじ4〜6杯(約30〜45 g)の砕いた亜麻仁を6週間継続すると、症状の改善が期待できるとされています。
亜麻仁は油、全粒の種子、粉末として食品に加えるなど、さまざまな形で摂取できます。日常の食事に取り入れることで、閉経期の健康を総合的にサポートしましょう。
