シーバックソーンの栄養価と活用法

シーバックソーンはアジアとロシア原産の耐寒性山地灌木で、雌株はオレンジ色の実をつけます。伝説によれば、チンギス・ハーンはこの植物の栄養価の高い葉を馬に与えて、遠征のための体力と持久力を高めたといわれています。実、樹皮、葉と、シーバックソーンのすべての部位は食用可能で、栄養が豊富です。

ビタミン

実の果肉はビタミンCとビタミンEが豊富です。新鮮なベリー、絞ったジュース、凍結乾燥した果実、あるいはサプリメントとして摂取できます。葉もビタミンが多く、乾燥葉や生葉を沸騰した湯で抽出すれば栄養価の高いお茶ができます。葉は粉末にして食品や飲料に混ぜることも可能です。樹皮もビタミンが豊富で、ティーにしたりスープの出汁に加えて栄養を補給できます。

フラボノイド

オレンジ色の実はフラボノイドが多く含まれます。フラボノイドは他のビタミンの吸収・利用を助け、抗酸化作用で細胞の酸化ストレスから守ります。体内で不安定な活性酸素(フリーラジカル)を安定化させ、細胞損傷や老化を防ぐ役割があります。健康維持のためにフラボノイドを豊富に摂取することが推奨されます。

β-カロテン

シーバックソーンの実はβ-カロテンの供給源です。β-カロテンは脂溶性の前駆ビタミンで、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは骨の形成、視力維持、生殖機能に不可欠で、欠乏するとこれらの機能が低下します。

必須脂肪酸

実の種子から得られるシーバックソーンシードオイルは、オメガ3とオメガ6の必須脂肪酸を1:1のバランスで含んでいます。これらは体内で合成できないため、食事から摂取する必要があります。バランスの取れた必須脂肪酸は心血管系や皮膚の健康をサポートします。

外用利用

実に含まれるパルミトレイン酸は創傷治癒を促進し、細胞損傷の予防に役立ちます。葉は抗炎症作用があり、乾燥葉を水で練ってペーストにすれば、炎症や刺激を受けた肌を鎮めます。濃い葉茶は炎症部位に直接塗布することも可能です。

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