にんにくオイルのメリットと効果
歴史
数世紀にわたり、にんにくは呼吸器感染症や腸の不調、皮膚疾患、寄生虫などの自然療法として利用されてきました。戦時中は創傷の治療や感染防止に直接塗布され、コレステロール低下や免疫力向上、心臓病予防効果も報告されています。
にんにくオイルとは
にんにくオイルは約80年の歴史を持ち、主に2つの製法で作られます。1つはにんにくを細かく刻んで植物油に24時間以上漬け込み、固形物を除去する方法です。もう1つはにんにくを蒸留し、天然のオイル成分を抽出する蒸留法です。カプセル状にすれば「にんにく臭」を防げる利点もあります。
自然な健康効果
蒸留法で得られるにんにくオイルにはDADSやDATsと呼ばれる抗酸化硫化物が豊富に含まれ、抗菌作用や抗がん作用、免疫強化が期待できます。これらはリンパ系を通じて全身に行き渡ります。
漬け込み法で作られるオイルはDADS・DATsはやや少ないものの、アジョエンという化合物が多く含まれます。アジョエンは血小板凝集を抑制し、血栓形成を防ぐとともに循環器系を保護し、心臓の健康を支援します。
研究結果
にんにくオイルに含まれるアリル硫黄はコレステロール低下や腫瘍抑制に寄与し、特に前立腺がんや胃がんの発生リスクを低減するとされています。米アイオワ州女性健康調査では、41,000人の女性を対象ににんにく摂取量を追跡し、定期的ににんにくを摂取した女性は大腸がんリスクが35%低下したことが報告されています。
注意点
にんにくオイルは自然な血液希釈作用があるため、アスピリンなどの血液をサラサラにする薬と併用しないでください。手術前の摂取は避け、血液疾患を持つ方は使用を控えるべきです。過剰に摂取すると体臭がにんにく臭になることがありますので、適量を守り、サプリメント使用の際は必ず医師に相談してください。
