イスカドール(ミストルトー)の副作用と注意点
イスカドール(学名: Viscum album)は、寄生性の欧州産ベリー植物で、ヨーロッパ各地の樹木に付着して成長します。1920年にスイスの哲学者ルドルフ・シュタイナー博士ががん治療薬として提唱し、現在も一部の国で抗がん剤として皮下注射で使用されています。ただし、米国食品医薬品局(FDA)では医薬品として承認されていません。
主な副作用
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発熱
最も頻繁に報告される副作用は、低度の発熱(約37.0℃〜38.0℃)です。発熱は一過性の場合もあれば、治療期間中続くこともあります。寒気や頭痛を伴うことがあります。
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胃腸症状
吐き気、嘔吐、消化不良、腹痛、下痢などが起こりやすいです。必要に応じて制吐薬や整腸剤で対処できます。
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心臓症状
胸部痛や徐脈(心拍数の低下)を訴える患者もいます。これらは治療開始後数日以内に現れることが多いです。
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血圧変動
高血圧または低血圧のいずれかが起こることがあります。治療を中止すれば通常は症状は解消します。
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注射部位の炎症
注射部位に一時的な皮膚炎や腫れが生じることがありますが、数日以内に自然に改善します。
重篤な副作用と禁忌
過剰投与の場合、痙攣、昏睡、最悪の場合は死に至ることがあります。そのため、イスカドールは必ず医師の処方と管理のもとで使用すべきです。液体やサプリメント形態での自己判断服用は絶対に避けてください。
以下の患者はイスカドールの使用を控えるべきです。
- 心疾患や血圧異常がある方
- 抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を服用中の方
- うつ病治療でMAO阻害薬を使用している方
