不安やうつ病に効果的なハーブ治療
現代社会で最も一般的な健康問題のひとつに、不安と鬱病があります(Mayo Clinic)。通常は脳内の神経伝達物質のバランスを整える合成薬が処方されますが、ハーブサプリメントなどの代替療法も注目されています。ただし、抗うつ薬を服用中の場合は必ず医師に相談してください。
セントジョーンズワート(St. John's Wort)
学名 Hypericum perforatum は、うつ症状や神経性疼痛の緩和に用いられます。古くは虫刺されや創傷の外用薬、マラリアに伴う疼痛の鎮静剤としても利用されました。メリーランド大学医療センター(UMMC)の研究では、軽度から中等度のうつ病に対して有効とされていますが、重度のうつ病には効果が期待できません。
セントジョーンズワートは乾燥花を用いたティーやカプセルで摂取できます。ティーを作る場合は、乾燥花1カップを沸騰した水1カップに入れ、蓋をして3分間蒸らし、こしてから飲みます。味を調えるなら、アガベネクターを小さじ1〜2杯加えてください。1日1〜3回が目安です。カプセルの場合は、1回300 mg、1日3回(合計900 mg)を水8オンス以上で服用します。
イチョウ葉(Ginkgo biloba)
イチョウ葉は主に血行改善や記憶力向上に利用されます。UMMCの報告によれば、血管拡張作用により全身の血流が促進され、フラボノイドやテルペノイドといった抗酸化成分が豊富に含まれています。これらはがんや心疾患、認知症のリスクとなる活性酸素を減少させます。
脳への血流が増えることで、特に高齢者のうつや不安の緩和に効果が期待できます。軽度から中等度のうつ症状には1日120 mg、重度や認知症が疑われる場合は1日240 mgを目安に摂取してください。効果が現れるまでには4〜6週間かかりますが、その後は徐々に効果が強まります。
※ハーブサプリメントは医薬品ではありません。使用前に必ず医師や薬剤師に相談し、用法・用量を守ってください。
