UVA Ursi(ウバウルシ)の用途と効果は?

概要

Uva ursi(ウバウルシ)は、学名 Arctostaphylos uva-ursi と呼ばれる常緑低木です。別名はベアベリー、アーブータス、キニキニック、マンザニータなどがあります。葉は1〜3年緑色を保ち、白や淡いピンクの花とオレンジがかった赤い実をつけます。北半球の高緯度地域や高山帯に自生し、一部地域では絶滅危惧種とされています。

有効成分

  • ウバウルシの葉には、アルブチンが含まれます。胃酸で加水分解されるとヒドロキノンに変わり、抗菌作用が期待されます。また、ウルソン酸とイソクエルセチンも含まれ、軽度の利尿作用があります。ドイツの医学誌 Planta Medica やフィンランドの研究では、これら抽出物が抗菌・抗菌消毒作用を示すことが報告されています。

利尿作用

  • アルブチン、ウルソン酸、イソクエルセチンは利尿剤として働き、アルブチンは収斂作用(粘膜から余分な水分を引き出す)も示します。そのため、ハーブ利尿剤の主要成分として利用されています。

尿路感染症(UTI)への効果

  • 『エンサイクロペディア・オブ・メディシナル・プランツ』はウバウルシを「最も優れた天然の尿路抗菌剤」の一つと評価しています。ドイツ薬草委員会も「下部尿路の炎症性疾患」に対する使用を推奨しています。

    メリーランド大学医療センターの情報によると、ウバウルシの抗菌効果は尿がアルカリ性の場合に高まります。したがって、治療中はトマト、オレンジジュース、クランベリージュース、レモネードなど酸性の食品・飲料を避けることが推奨されます。

皮膚炎への応用

  • 東京大学の研究(Drugs.com掲載)では、ウバウルシ抽出物のアルブチンがステロイド薬(プレドニゾロン、デキサメタゾン)の効果を高め、接触性皮膚炎の治療を補助する可能性が示されています。

関節炎への応用

  • 同様に、ステロイドと併用することで関節炎症状の緩和を助けることが報告されています。

美白効果

  • ウバウルシから抽出されるヒドロキノンはメラニン生成を阻害し、アジアの美白クリームに利用されています。ただし、ヒドロキノンは高毒性とされ、米国では化粧品として使用が禁止されています。

注意事項・副作用

  • 妊娠中・授乳中・腎臓疾患の方は使用しないでください。子供への投与も禁じられています。連続使用は7〜10日以内にとどめ、ステロイド薬やNSAID(例:アスピリン、イブプロフェン)と併用する場合は必ず医師または有資格ハーブ専門家に相談してください。

    一般的な副作用は以下の通りです。
    ・尿が緑色になる
    ・胃痛
    ・吐き気・嘔吐
    ・耳鳴り

    大量摂取によりまれに重篤な副作用が報告されています。
    ・チアノーゼ(皮膚が青くなる)
    ・痙攣
    ・意識消失
    ・死亡

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