メキシコの民間ハーブ療法ガイド
レメディの作り方
Eliseo Torres と Timothy Leighton Sawyer が著した『ハーブと儀式で癒す』によると、メキシコの民間療法ではハーブをお茶にして使用します。弱めのティー(インフュージョン)は、ハーブに熱湯を注ぎ数分置くだけです。強めのデコクションは、ハーブを沸騰した水に入れ数分間煮出します。ハーブは直接切り傷や擦り傷にパウチとして貼ったり、洗浄液としても利用できます。ただしハーブは強力で、抽出ごとに成分が変わるため、調合は慎重に行ってください。
治癒ハーブ
代表的なハーブとその活用例を紹介します。
- アニス(アニスシード):種を粉砕しウイスキーと混ぜて胸や肩の筋肉痛を和らげます。インフュージョンとしては肺炎や咳、疝痛の症状緩和に有効です。
- カモミール:弱めのティーは神経を落ち着かせ、消化を助けます。濃いティーは熱を下げるのに使用します。レモンやハチミツなどを加えずに抽出すれば、目の洗浄液としても利用可能です。新鮮または乾燥した枝を噛むと、ニコチン欲求の軽減にもつながります。
- コリアンダー:乾燥した種を粉砕しティーにすれば、吐き気や下痢の緩和に役立ちます。
- トウモロコシのひげ(コーンシルク):利尿作用があり、前立腺肥大や尿路・腎臓感染による排尿時の痛みを和らげます。
- ニンニク:生のまま摂取すると免疫力が高まり、ウイルスや風邪の予防に効果があるとされています。ただし血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用中の方は注意が必要です。
- バレリアン:ティーにすれば不眠、落ち着きのなさ、筋肉痙攣を和らげます。天然の鎮痛剤としても働きます。
注意点
自然療法は長い歴史がありますが、正しく使用しないとリスクがあります。WebMD の情報によれば、ほとんどの自然の風邪・インフルエンザ対策は適量・短期間であれば毒性は低いとされています。症状が3日以上続く場合や改善しない場合は使用を中止し、医師に相談してください。妊娠中や高血圧・糖尿病などの持病がある場合、または処方薬を服用中の場合は必ず医師や専門家に相談してから使用しましょう。自然療法は一時的な緩和に適していますが、重篤な症状は必ず医療機関を受診してください。
