記憶力向上に効果的なハーブ
加齢に伴う記憶力低下は自然な現象ですが、混乱や技能喪失、日常生活の自立が困難になると、介護が必要になることがあります。いくつかのハーブは記憶喪失の改善や認知機能の回復に効果があると報告されています。
ガストロジン (Gastrodin)
中国の研究(Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition)によると、ガストロジンは虚血性脳卒中患者の記憶指向性、言語・計算能力、日常生活活動、行動を改善するのに有効でした。実験では虚血再灌流障害ラットを用い、フランス薬デュキシラと比較した結果、同等の効果があり副作用が少ないことが確認されました。
ツボクサ (Centella Asiatica)
ツボクサはインド、マダガスカル、スリランカ、パキスタン、南アフリカ、東ヨーロッパの一部に自生し、アーユルヴェーダでは葉を記憶力向上に使用します。若いラットに葉エキスを投与した試験で、記憶機能の向上と脳変性の治療に効果が示されました。
ローズマリー (Rosemary)
2002年にロイターが報じたところによると、ローズマリーの香りは記憶力と覚醒度を高めるとされています。英国で行われた実験では、ローズマリーの香りがある作業環境の被験者が、ラベンダーの香りの被験者よりもテスト成績が良好でした。
イチョウ葉 (Ginkgo Biloba)
『Human Psychopharmacology: Clinical and Experimental』に掲載された二重盲検プラセボ対照試験では、60歳以上の健康な高齢者を対象にジンコビロバサプリを投与しました。サプリ群は遅延自由再生と認識テストで有意な改善が見られ、客観的・主観的に記憶機能が向上したことが確認されました。
ブラーミ (Brahmi)
2002年の『Neuropsychopharmacology』の研究では、ブラーミ(ウォーターハイソップ)が40〜65歳の成人の記憶保持に有効であることが示されました。アーユルヴェーダで記憶向上に使用され、二重盲検プラセボ対照試験で新情報保持と忘却減少に効果が確認されました。
ビルベリー (Bilberry)
2008年1月号『Journal of Jilin Medical College』の中国研究では、ナトリウムペントバルビタールで脳機能障害を与えたマウスにビルベリー抽出粉末を投与した結果、学習と記憶能力が向上したと報告されています。
