朝顔の種を摂取した場合の影響

歴史

朝顔は古代から美しい花として親しまれてきましたが、種が精神活性作用を持つことは昔から知られていました。アルバート・ホフマンの研究によれば、古代アステカ文明では朝顔の種は「オロリウキ」と呼ばれ、幻覚性キノコやペヨーテと並び、三大聖なる物質のひとつとして崇拝されていました。祭司が儀式で使用したとされ、精神に作用する成分が含まれていることは歴史的に確認されています。

成分と特徴

オハイオ州の薬物予防サイトによれば、朝顔の種にはリゼルギン酸アミド(LSA)という化学物質が含まれます。LSAはLSD(リゼルギン酸ジエチルアミド)の前駆体であり、実験室ではLSD合成に利用されることがあります。種をそのまま食べるか、抽出して摂取すると、LSAが脳に届き、幻覚作用を引き起こします。

効果

LSAはLSDに似ていますが、幻覚の強さや持続時間はやや弱く、通常は6〜10時間続きます。大量に摂取すれば、強い幻覚や多幸感、現実感の喪失を経験することがあります。ただし、効果は個人差が大きく、予測が難しい点が危険です。

注意点

「自然」や「合法」と思われがちですが、朝顔の種の摂取には多くのリスクがあります。LSAは情緒不安定や不安感を誘発し、統合失調症などの既往症がある人では精神病エピソードを引き起こす可能性があります。また、種の販売業者の中には、摂取を防ぐために除去不可能な化学処理を施したものもあり、嘔吐や下痢を引き起こすことがあります。

さらに、LSAを抽出する過程で使用される揮発性エーテルや穀物アルコールは危険で、抽出した物質は米国ではスケジュールIIIの規制薬物と見なされ、所持だけでも罰金や懲役の対象となります。

予防・対策

LSAの摂取は重篤な精神・身体的リスクを伴います。政府がスケジュールIIIに指定している通り、安易に試すべきではありません。教育と情報提供が重要で、花を鑑賞する方が安全で有益です。

警告

朝顔の種を摂取し、精神的・身体的な異常が見られた場合は、すぐに救急サービスへ連絡してください。

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