マイクロカレント療法の禁忌と注意点
マイクロカレント療法の設定
マイクロカレント療法は、体の特定部位に電極パッドを貼付し、筋肉の付着点(終止点)に配置します。これにより、電流が筋肉と神経を通って流れる経路が確保されます。電流は600マイクロアンペア未満と極めて低いため、患者はほとんど刺激を感じません。参考までに、TENS装置は同じ部位に約1,000倍の電流を流します。
マイクロカレント療法の注意点(禁忌)
電流を体内に流す際は、患者の既往歴を必ず確認してください。以下の状態の方には使用を避けるべきです。
- 血管炎や血栓症などの血管系疾患
- てんかん
- ペースメーカー装着者
- 妊娠の可能性がある方
マイクロカレント療法の効果
適応できる患者は、血液・リンパの循環が改善し、細胞内のATP(アデノシン三リン酸)産生が増加します。これにより創傷治癒が促進され、損傷した筋肉のリハビリがスムーズになります。
マイクロカレント療法の理論
電流は抵抗の低い経路を自然に選びます。従来の高電流装置は、損傷細胞を回避して流れが分散していましたが、マイクロカレントは極めて低い電流であるため、損傷細胞内部まで浸透しやすくなります。細胞内の電気化学反応を刺激し、自己修復を促す仕組みです。
マイクロカレント療法の副作用
細胞が活性化されると、代謝産物が増加し、軽い吐き気や倦怠感を感じることがあります。水分を十分に摂取し、尿で老廃物を排出させると緩和できます。副作用は個人差が大きく、全く現れないケースもあります。
マイクロカレント療法のベストプラクティス
マイクロカレントは単独で使用するのではなく、物理療法や運動療法と組み合わせることで回復効果が最大化します。治療回数や具体的なプログラムは、理学療法士が患者と相談しながら決定してください。
