なぜ年齢とともに骨や関節が痛むのか
年齢を重ねると、関節や骨にさまざまな変化が起き、痛みや違和感を感じやすくなります。ここでは、代表的な原因とそのメカニズムをわかりやすく解説します。
関節炎(Arthritis)
関節が炎症を起こすと、腫れ、こわばり、痛み、可動域の制限といった症状が現れます。関節炎は100種類以上ありますが、共通して軟骨の破壊とそれに続く炎症が関与しています。
軟骨の減少(Lost Cartilage)
軟骨は関節を保護し、滑らかな動きを可能にするクッションの役割を果たします。歩行などで関節にかかる衝撃は軟骨が吸収しますが、過度の使用や加齢により軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれ合い、痛みや腫れ、こわばりが生じます。
滑液包炎(Bursitis)
滑液包は骨の突出部を覆う液体で満たされた嚢で、腱や筋肉が骨上を滑らかに動くのを助けます。これが炎症を起こすと滑液包炎となり、局所的な痛みと腫れが現れます。
線維筋痛症(Fibromyalgia)
線維筋痛症は、筋肉・関節・腱などの軟部組織に圧痛点が現れ、全身に広がる慢性的な痛みを特徴とする疾患です。単独で起こることもありますが、全身性エリテマトーデスや関節リウマチなど他の筋骨格系疾患と併発することもあります。
骨の痛み(Bone Pain)
骨の痛みは、骨折やがんの転移などが原因で起こります。筋肉や関節の痛みと比べると頻度は低いものの、重大な疾患のサインである可能性が高いため、注意が必要です。
その他の原因
感染症、骨粗鬆症、血流障害、骨髄炎(感染性骨炎)、白血病、過度の使用なども骨や関節の痛みを引き起こします。骨の痛みは放置せず、医療機関での診断・治療を受けることが重要です。
