脊柱側弯症手術後の患者ケア
脊柱側弯症の矯正手術後の患者ケアは、回復に欠かせない重要なプロセスです。手術後は入院期間が最大で7日間必要となり、その間は作業療法を受けながら背中を傷めない動作を学びます。退院後の在宅ケアも同様に重要で、切開部の管理やバランスの取れた食事、過度な負荷を避けることが回復を早めます。
手術後の入院ケア
矯正手術後の回復は入院中に始まります。麻酔の効果が切れたら自室に戻ります。以降の4〜7日間は十分な水分摂取が推奨され、必要に応じてモルヒネ等で疼痛管理が行われます。血流と筋肉機能を保つため、短時間の歩行も奨励されます。
術後2〜3日目には少量の食事が可能になり、徐々に食欲が回復します。数時間ごとに少量ずつ摂取することで体重維持と治癒促進に役立ちます。
手術後の作業療法
入院中は作業療法(OT)を受け、衣服の着脱、歩行、靴紐結び、床から物を拾う動作など日常生活動作を学びます。背骨の曲げ伸ばしやねじり動作に注意し、再発防止を図ります。
術後1日目以降に開始できる場合があります。退院前に医師や理学療法士と在宅ケア計画を相談し、6〜8週間分の書面プランを受け取ります。
手術後の在宅ケア
退院後は入院時に指示された在宅ケアプランに従います。たんぱく質を中心としたバランスの良い食事と十分な水分摂取が回復を支えます。
手術で作成された切開部は感染防止のため、少なくとも1日1回は清潔にし、清拭後に新しいドレッシングを施します。家族がケアを行う場合は、病院スタッフから適切な処置方法を指導されます。感染の兆候があれば速やかに受診してください。
手術後は呼吸機能が低下しやすく、呼吸エクササイズが必要です。1日2時間ごとに1分間、深呼吸と短い呼吸を交互に行うなど、正常な呼吸が回復するまで続けます。
フィットネス制限
医師の許可が出るまで、最低3か月はスポーツや激しい運動を控えてください。徐々にフィットネス活動を増やし、怪我を防止します。水泳、ウォーキング、トレッドミルは筋力と持久力の回復に適しています。過度の屈曲やねじりを伴うヨガ、ピラティス、体操、シットアップなどは避けましょう。
