脊椎狭窄症と膝の痛み
USC(南カリフォルニア大学)脊椎外科センターによると、脊椎狭窄症は現代社会で頻繁に見られる痛みの大きな原因です。主に高齢者に多く、立ち上がったり歩行したりすると脚に痛みが出ます。初期症状として膝の痛みが現れることがあり、背中の問題であるにも関わらず誤診されやすいです。疑問がある場合は必ず医師に相談しましょう。
脊椎狭窄症とは
メイヨークリニックによれば、脊椎狭窄症は脊椎のある部位が狭くなる状態です。狭くなる場所は上部(頸椎)または下部(腰椎)で、脊髄やそこから出る神経が圧迫されます。
脊椎狭窄症の症状
同クリニックは、以下のような症状が現れると説明しています。
- 脚の痙攣やしびれ
- 四肢の感覚低下
- 排尿・排便機能障害
- 背中、首、腕、肩の痛み
脊椎狭窄症と膝の痛み
脊椎狭窄症は「偽間欠性跛行(pseudo‑claudication)」と呼ばれる状態を引き起こすことがあります。これは、長時間歩いたり立っていると脚全体に痛みや痙攣が出る症状です。腰椎で神経が圧迫されるため、痛みは脚のどこにでも現れ、膝まで及ぶことがあります。
脊椎狭窄症の診断
USC脊椎外科センターの調査によると、膝の痛みを訴えて受診した患者の多くが、実は脊椎狭窄症と診断されています。膝自体の問題と誤って判断されると、適切な治療が遅れがちです。
医師への相談ポイント
膝の痛みが続く場合、次回の診察で以下の点を医師に確認しましょう。
- 背中や腰の状態を評価してもらうこと
- 脊椎狭窄症の可能性について質問すること
- 必要に応じて画像検査(MRIやCT)を受けること
- 痛み緩和のための薬や理学療法の提案を受けること
慢性的な膝の痛みがある方は、脊椎狭窄症が原因である可能性を見逃さないよう、医師としっかり話し合いましょう。
