膀胱失禁と腰痛が示す重大な疾患――馬尾症候群とは

腰痛は多くの場合緊急性の高い症状ではありませんが、膀胱のコントロールが失われた状態と同時に現れると、深刻な疾患が疑われます。迅速な診断と治療が行われないと、永久的な障害につながる恐れがあります。

馬尾症候群(Cauda Equina Syndrome)

椎間板ヘルニアが稀に、脊髄終端部の神経根束(馬尾)を圧迫し、馬尾症候群という深刻な状態を引き起こすことがあります。圧迫された神経根は、脚、膀胱、腸の感覚と運動機能を司っています。

馬尾症候群の主な症状

腰痛に加えて、膀胱失禁や排便失禁が現れることがあります。また、股関節・脚・足の脱力やしびれが生じ、歩行が困難になることもあります。

合併症

放置すると、下部脊髄以下の部位で麻痺や感覚喪失が永久的に残る可能性があります。

脊椎腫瘍による症状

脊椎またはその近傍にできた腫瘍も、腰痛とともに排尿・排便習慣の変化や膀胱失禁を引き起こすことがあります。

注意点と対策

腰痛と同時に膀胱や腸の失禁がある場合は、速やかに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けることが重要です。早期の対応が、永久的な機能障害を防ぐ鍵となります。

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