概要
神経が脊椎で圧迫されると、腰や首に痛み・しびれ、筋力低下が起こります。適切な診断と治療を受ければ、数日で改善することも可能です。
特徴
神経圧迫は、脊椎の最下部付近で起こりやすく、特に L5(第5腰椎神経)や S1(第1仙骨神経)が関与します。圧迫が起きると、神経根が脊椎から外へ出る部分で炎症や刺激が生じます。
主な症状
-
L5 神経の圧迫:
足裏や親指の上部にしびれや鈍い痛みが走り、足を上げる動作が困難になります。
-
S1 神経の圧迫:
ふくらはぎの後部にしびれと筋力低下が生じ、足の外側やかかとに痛みが広がります。
その他の症状(頸部)
首の神経(C5~C8)が圧迫されると、以下のような症状が現れます。
- C5:肩の痛み・しびれ、上腕二頭筋の筋力低下。
- C6:手首伸展筋や二頭筋の弱化、腕から親指にかけての痛み・しびれ。
- C7:腕から中指までの痛み・しびれ、三頭筋の制御困難。
- C8:小指側の手の痛み・しびれ、手指の可動制限。
診断方法
医師はまず問診で痛みの部位・性質・増減要因を確認し、次に以下の検査を行います。
- 身体診察(神経機能・筋力・関節可動域)
- 画像診断(CT、MRI)で神経根や椎間板の状態を可視化
誤解と呼称の違い
「神経圧迫」という名称は統一されておらず、同じ状態を「椎間板ヘルニア」「突出椎間板」「破裂椎間板」などと呼ぶことがあります。これらは本質的に同じ問題を指すため、名称の違いに惑わされず、症状と治療に焦点を当てることが重要です。
