プラスチック装具が抱える問題点
装具(ブレース・スプリント)は、足首や足などの部位を固定・支援する外部医療機器です。金属やプラスチックが素材として用いられますが、プラスチック製装具は使用者にいくつかの問題を引き起こすことがあります。
血行障害
糖尿病患者は血行障害のリスクが高く、プラスチック装具が皮膚に密着することでさらに血流が妨げられる可能性があります。装具は足首‑足装具(AFO)や膝‑足装具(KAFO)など様々なタイプがありますが、すべての患者に対し十分な余裕を確保した設計が必要です。
皮膚刺激
装具が皮膚に直接触れ、靴の中に収まるため、摩擦や圧迫により皮膚炎や刺激が起こりやすくなります。適切なフィッティングが解決策です。装具士は患者の足や足首、膝の型取りを行い、プラスチック板を加熱して型に合わせて成形します。冷却後に切り出し、最終調整を加えて適合させます。
むくみ(浮腫)
装具が合わさった部位にむくみが生じることがあります。むくみは装具自体が原因の場合もあれば、患者の基礎疾患が原因の場合もあります。むくみは血行障害や皮膚刺激のリスクを高めます。
圧迫
むくみや装具の密着により、脚部に過度な圧力がかかります。日常的に装具を装着することで、圧迫感が常に存在し、血行や皮膚に悪影響を及ぼす恐れがあります。
これらの問題を防ぐためには、定期的な装具のチェックと調整、医療従事者との連携が重要です。
