逆さまブーツ使用時の注意点と問題点
逆転療法は新しい概念ではなく、ヒポクラテスが最初にその考えを示したとされています。逆さまになることで、筋肉の緊張が緩和され、リンパ系を通じた老廃物の排出が促進され、気分が向上し、脊椎の椎間板への圧力が軽減されると主張するカイロプラクターやアスリートもいます。逆転を行う方法としては、重力ブーツ、逆転テーブル、ヨガスリングなどがありますが、各方法にはそれぞれメリットとデメリットがあり、特にブーツを使用する際には注意が必要です。
禁忌事項
高血圧、心臓疾患、緑内障、妊娠、背部手術の既往、脳卒中の既往など、いくつかの一般的な禁忌があります。これらの状態がある場合は逆転療法を避けるべきです。重力ブーツはテーブル式逆転装置と異なり、完全に逆さまになるため血圧上昇が大きくなります。また、背骨がねじれやすくなるため、重度の背部疾患(骨格インプラント、椎間板固定、極端な肥満)を持つ人は使用を控えるべきです(コロラド州のカイロプラクター、ロブ・ゴッツマン博士)。
背骨の不安定性
重力ブーツでは背骨がテーブル式逆転装置のように支えられないため、回転やねじれが起こりやすく、これが新たな背部障害につながる恐れがあります。ゴッツマン博士は、30度以上の逆転は利益が増えないうえにリスクが高まると指摘しています。完全に逆さまになるのは、非常に体力のあるアスリートが数分間だけ行うべきです。
不快な結果・リスク
初心者や体力が十分でない人は体幹が弱く、重力ブーツで逆さまになるとバーに戻れなくなることがあります。その場合、助けを呼ぶか、他者が介入しなければ取り外すことができません。また、逆さまになる感覚が嫌いな人もいます。逆転ブーツは段階的に角度を調整できないため、突然全ての角度が変わり、コントロール不能感や頭痛、眼圧上昇を引き起こすことがあります。
