かかとの骨棘(かかとスパー)の診断方法

かかとの骨棘(かかとスパー)とは、踵骨(かかと)の底部に突き出すフック状の骨の増殖です。多くは足底腱膜(足底筋膜)が踵骨に付着する部位にカルシウムが沈着し、骨棘が形成されます。この骨棘は、足底筋膜炎と併発することが多く、足底筋膜炎は踵から足の前方にかけて走る腱膜の炎症です。

診断手順

  1. 症状の確認

    主な症状は疼痛ですが、骨棘自体は痛みを伴いません。骨棘が周囲の神経や腱膜を刺激し炎症を起こすことで痛みが生じます。痛みは全くない場合もあれば、歩行が困難になるほど強い場合もあります(足底筋膜炎が関与している可能性が高い)。

  2. 痛みの頻度・強度・悪化要因の把握

    足や踵の痛みがどの程度続くか、どのような状況で悪化するかを記録します。足底筋膜炎を伴う骨棘は、休息後に歩き始めた直後に鋭い痛みが出やすく、数分歩くと徐々に軽減します。また、ジャンプなどの衝撃時に鋭い痛みが走ります。普段より長時間立ち続けた翌日は痛みが増すことがあります。

  3. 医師への受診

    症状を医師(一般内科医や足病医)に伝えます。医師は足の触診で圧痛や炎症の有無を確認し、レントゲン撮影を行います。レントゲンは骨棘の診断に有用ですが、約30%の骨棘は画像に映らないことがあります。

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