外側側副靭帯(LCL)損傷と膝の痛み

LCL(外側側副靭帯)とは

膝関節は人体で最大の関節で、3本の靭帯が安定性を保っています。そのうちの一つが外側側副靭帯(LCL)です。LCLは大腿骨と脛骨の外側にある小さな骨(腓骨)をつなぎ、膝を外側からの力に対して支えます。損傷すると、伸張、部分断裂、完全断裂のいずれかの状態になり、膝の機能が低下します。

LCLの役割と損傷メカニズム

側副靭帯は膝の横方向の動きを制御し、異常な動きから膝を保護します。LCLは主に外側からの衝撃や、膝が横方向に押されることで損傷します。コンタクトスポーツや、膝の内側への強い衝撃で外側に押し出される場合などが典型的です。LCLが損傷すると、同時に他の構造(半月板や他の靭帯)も損傷している可能性が高いです。

症状と治療法

主な症状は外側の痛み、腫れ、膝が不安定になる感覚(崩れそうな感覚)です。治療は基本的にRICE(安静、氷冷、圧迫、挙上)です。氷冷は炎症を抑えるため、15〜20分程度を目安に行います。安定性を保つためにサポーターやブレースを使用し、必要に応じて松葉杖で体重をかけないようにします。挙上も炎症軽減に有効です。

リハビリテーション(エクササイズ)

腫れや痛みが落ち着き、医師の許可が出たら、膝の可動域と筋力を回復させるエクササイズを開始します。大腿四頭筋やハムストリングスの強化、バランス訓練が主な内容です。

手術の必要性

多くのLCL損傷は自然治癒しますが、完全断裂や他の靭帯・半月板損傷が併存する場合、外科的修復が必要になることがあります。

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