回旋腱板断裂の治療法
自宅での対処法
軽度の回旋腱板断裂であれば、まずは自宅で安静にすることが重要です。肩に過度な負荷をかける動作は避け、重いものを持ち上げないようにしましょう。テニスなどの繰り返し動作が原因の場合は、回復するまでその活動を中止してください。
負傷後最初の3日間は、2時間ごとに20分間氷嚢を当てて痛みと腫れを抑えます。3日目以降は、腫れが引いたことを確認した上で、温湿布に切り替えて回旋腱板の筋肉をほぐします(腫れが残っている場合は温湿布は使用しないでください)。炎症を抑える鎮痛剤を服用し、痛みが和らいだら、肩の可動域を保つために軽いストレッチや筋力トレーニングを始めましょう。
ステロイド注射と理学療法
痛みが強い場合は、ステロイドを肩関節内に直接注射することで、炎症と痛みを軽減できます。痛みが緩和されたら、理学療法士の指導のもとで筋力強化やストレッチを行い、肩の回復を促します。
手術療法
重度の回旋腱板断裂は手術による修復が必要です。腱を上腕骨に再付着させる手術で、損傷が広範囲の場合は開放手術が行われ、骨の一部を削ったり骨棘を除去したりすることがあります。比較的軽度の修復は関節鏡下手術で行われます。関節鏡下手術では小さな切開を行い、カメラ付きのチューブを肩関節に挿入して映像で確認しながら、別の小さな穿刺口から手術器具を操作します。局所麻酔で実施でき、切開が小さいため合併症のリスクが低くなるという利点があります。
