全膝関節置換術の副作用と対策

全膝関節置換術は、損傷した膝関節を金属とプラスチックで置換する手術です。入院が必要で、通常約2時間で完了します。保存的治療や薬物療法で効果が得られない場合の最終手段として行われます。

感染症

感染のリスクは1%未満です。手術前後に抗生物質を投与し、感染予防に努めます。慢性疾患を抱える患者は感染リスクがやや高くなります。

血栓症

血栓は最も一般的な合併症です。血栓が肺に流れると肺塞栓症を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中のリスクがあります。術後は抗凝固薬を使用し、血栓形成を防止します。

膝の瘢痕(傷跡)

切開部や軟部組織に瘢痕が残ることがあります。瘢痕が大きいと膝の可動域や曲げ伸ばしに不快感を与えることがありますが、自然に治癒します。外科的に瘢痕組織を除去する必要はほとんどありません。

神経損傷

神経損傷は極めて稀です。感覚が失われた場合でも、数か月から1年以内に回復することが多いです。

リハビリテーションと回復

術後は2〜3回/週、計6〜8週間の外来または在宅リハビリが一般的です。手術後3〜6週間で日常生活に復帰できる患者が多数です。術後数週間は疼痛が続くことがありますが、担当医の指示に従い適切に管理してください。

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