肩の石灰沈着性腱炎

石灰沈着性腱炎は、肩の腱にカルシウムが沈着し、痛みや不快感を引き起こす疾患です。正確な原因は不明ですが、加齢とともに発症リスクが高まります。

症状

肩を動かしたときや圧迫したときに痛みが生じます。患部の皮膚が赤くなったり、温かく感じることもあります。カルシウム沈着が体内で再吸収される過程で、痛みは時間とともに増すことがあります。

診断

肩の痛みが石灰沈着性腱炎かどうかは、X線撮影で腱に沈着したカルシウムを確認することで確定します。症状は他の腱炎と類似しているため、原因が不明な肩痛がある場合に医師がX線検査を行うことがあります。

発症時期

主に40歳以上の人に多く見られますが、若年層でも起こり得ます。腱の小さな損傷が修復過程でカルシウム沈着を招き、最終的に体がそれを再吸収して消失します。

治療法

主な治療は痛みの緩和です。市販のアスピリンやイブプロフェン、場合によっては処方薬が使用されます。多くの場合、カルシウム沈着は自然に消失しますが、沈着が大きく長期間残る場合は、針で沈着を細かく砕く「針刺し術」や、重症例に限り手術が検討されます。

予防

原因が不明なため、明確な予防策はありません。日常的に健康管理を行い、肩の違和感や痛みを感じたら早めに医師の診察を受けることが、早期発見・早期治療につながります。

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