コレステロール低下の鍵

米国心臓協会(AHA)によれば、体内に存在するコレステロールはHDL(善玉)とLDL(悪玉)の2種類です。LDLコレステロールを減らすには、体重管理、禁煙、治療的生活習慣変更(TLC)食、適度な飲酒、そして必要に応じた薬物療法が有効です。医師はまず運動や食事改善を勧め、効果が不十分な場合に薬を処方します。LDLが高い方は、心疾患リスク低減のために医師と相談し、具体的な対策を立てましょう。

体重管理

  • 余分な体重を減らすことでLDLコレステロールが下がります。

    メイヨークリニックは、わずかな過体重でもコレステロール上昇の原因になると指摘しています。5〜10ポンド(約2〜5kg)減らすだけで、LDLが低下します。Medline Plusは、脂肪・糖分の多い食品を控え、アルコール摂取を減らし、週3回以上、1回30分以上の有酸素運動を行うことを推奨しています。

禁煙

  • 喫煙はHDL(善玉)コレステロールを著しく減少させます。

    メリーランド大学医療センターの調査によれば、喫煙はHDLを低下させ、心臓病による死亡の20%を占めます。禁煙後数週間から数か月でHDLは正常値に回復し、LDLはやや低下します。

治療的生活習慣変更(TLC)食

  • 魚やサラダなどのヘルシーな食事はLDLを減少させます。

    米国国立心肺血液研究所(NHLBI)は、TLC食が食事だけでコレステロールを下げる有効な手段としています。TLC食の目安は、1日あたり200mg未満のコレステロール摂取、総エネルギーの7%未満の飽和脂肪、1日2gの植物ステロール、10〜25gの水溶性食物繊維の摂取です(AHA)。

適度な飲酒

  • 適度な飲酒はLDLを下げ、HDLを上げますが、過度の飲酒は有害です。

    ニューヨーク州立大学の研究によると、適量のアルコールはLDLを低下させ、HDLを上昇させます。また、血圧・インスリン濃度・動脈プラークの減少、冠状動脈血流の増加が報告されています。米CDCは、女性は1日1杯、男性は1日2杯までを「適度」と定義しています。

コレステロール低下薬

  • LDLが著しく高い人には薬が処方されることがあります。

    AHAは、まず運動とTLC食で改善を試みることを推奨しています。効果が不十分な場合、スタチン系薬剤が最も一般的に使用されます。スタチンは体内でコレステロール合成に必要な酵素を阻害し、LDLを低下させます(メイヨークリニック)。

LDLコレステロールが高いと診断された方は、医師と相談し、生活習慣と必要に応じた薬物療法を組み合わせた総合的なプランを立てることが重要です。

コレステロール - 関連記事