Niaspan FCTとは何か? コレステロール低下薬の概要と使用方法

治療概要

Niaspan FCTは、Sepracor Pharmaceuticals が製造する持続放出型ナイアシン(ビタミンB群)錠です。ナイアシンは肝臓での極低密度リポタンパク(VLDL)合成を抑制し、血中のコレステロールと中性脂肪を低下させます。食事療法や運動で血中コレステロールが改善しない患者に、医師の判断で処方されます。

適応と使用対象

高コレステロール血症により動脈硬化や狭窄のリスクが高まっている方が対象です。医師は、糖尿病、甲状腺機能低下症、アルコール依存症などの心血管リスク因子を除外したうえで、Niaspan FCT の投与を開始します。

服用上の注意

  • 国立衛生研究所(NIH)によると、ナイアシン服用中は低脂肪・低コレステロール食を心がける必要があります。

  • 薬剤アレルギーや現在服用中の薬、過去の病歴がある場合は必ず医師に伝えてください。

  • 大量飲酒、妊娠中・授乳中、妊娠予定がある場合も医師に相談してください。

副作用

  • 主な副作用は頭痛、咳、吐き気、嘔吐、下痢です。

  • 皮膚が温かく赤くなり、かゆみやチクチク感を伴う「フラッシング」はよく見られます。通常、数週間の治療で軽減します。

  • まれに息切れ、動悸、発汗、寒気、めまい、失神、むくみなどが起こることがあります。

用量・服用方法

  • 500 mg、750 mg、1000 mg の持続放出フィルムコーティング錠があり、開始用量は 500 mg を1日1回です。

  • 低脂肪の軽食を摂った後、就寝前に服用するのが推奨されます。

  • 他のナイアシン製剤から切り替える場合は、同じ用量で始めず、医師の指示に従い低用量から開始してください。

期待できる効果

血中のリポタンパクは、善玉(HDL)と悪玉(LDL)に分かれます。Niaspan FCT は LDL と中性脂肪を減少させ、HDL を上昇させることで、心血管疾患のリスク低減を目指します。

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