シナモンはコレステロールを下げるのか?
シナモンがコレステロール低下に役立つかどうか、研究結果と専門家の見解をまとめました。
歴史
2003年、パキスタン・ペシャワールにあるNWFP大学の研究者は、2型糖尿病患者が少量のシナモンを毎日摂取すると、コレステロール値が低下することを確認しました。
効果
同研究では、1〜6グラムのシナモンを40日間摂取した被験者の総コレステロールが12%〜26%減少しました。中性脂肪やLDL(いわゆる「悪玉」コレステロール)も改善されました。
重要性
この結果は、シナモンを日常的に摂取することで、2型糖尿病患者の心血管疾患リスクを低減できる可能性を示唆しています。また、研究者は一般の人々にも同様の効果が期待できると推測しています。
専門家の見解
その後の研究では、シナモンが高コレステロールの有効な治療法であることは証明されていないと、メイヨークリニックの心臓専門医トーマス・ベーレンベック博士は指摘しています。ハーバード大学の栄養学教授フランク・サックス博士は、スタチンと呼ばれるコレステロール低下薬が最も効果的だと述べています。
考慮すべき点
オハイオ州立大学の食料・栄養学講師シャロン・コプリン氏は、シナモンは一般人口を対象にした研究が行われておらず、スーパーで販売されている一般的なシナモンの効果も検証されていないと指摘しています。
代替策
ベーレンベック博士は、コレステロールを下げる代替手段として、定期的な運動、食事中の脂肪制限、全粒穀物の摂取、必要に応じた医師処方の薬の使用を推奨しています。
