カフェインが血圧に与える影響
カフェインは白色のアルカロイド(化学式 C8H10N4O2)で、茶やコーヒーに含まれます。医薬品や覚醒剤として利用されますが、血圧を上昇させるかどうかは研究者の間で結論が分かれています。血圧は心臓が血液を送り出すときに血管壁にかかる圧力で、これが高い状態を「高血圧」と呼び、症状が現れにくいことから「サイレントキラー」とも言われます。
カフェイン含有量(コーヒーとお茶)
- BBCの記事(Kate Roach)によると、コーヒー1杯(約240ml)に含まれるカフェインは75〜200mg、紅茶1杯は約50mgです。
- 同じく、360mlの炭酸飲料(コーラ)には30〜50mgのカフェインが含まれます。
刺激作用
- カフェインは中枢神経系を刺激し、覚醒状態を高めます。自己制限的な刺激剤であり、腎臓への作用で自身の排泄を促進するため、体内に長く留まりません。
- この刺激作用が血圧に影響を与える可能性があります。
カフェインが血圧を上げる可能性の理由
- 正確なメカニズムは不明ですが、いくつかの仮説があります。
- 一つは、血管拡張作用を持つホルモン・アデノシンの受容体をカフェインがブロックし、血管が収縮して血圧が上昇するというものです。
- もう一つは、カフェインが副腎からコルチゾールとアドレナリンの分泌を促し、交感神経が活性化されて血圧が上がるという説です。
カフェイン摂取後の血圧測定方法
- シェプス博士は、カフェインが血圧に与える影響を知りたい場合は、摂取後30分後に血圧を測定することを推奨しています。
- 測定値が5〜10mmHg上昇した場合、その人はカフェインに敏感であり、摂取量を控えるべきです。
論争点
- BBCの最新研究では、大量のカフェイン摂取が高血圧リスクを高めると報告されています。
- 一方、Blood Pressure Association の調査では、塩分ほど血圧に対する脅威は大きくないと結論付けられています。
