コレステロールを下げるための実践的な方法
健康的な食事や適度な運動を取り入れるだけでも多くの人がコレステロールを下げられますが、場合によっては医師の処方薬が必要になることもあります。本稿では、食事・運動・薬物療法・生活習慣の観点から具体的な対策を紹介します。
避けるべき食品
- 肉類、乳製品、卵などの動物性食品は体内コレステロールを増加させます。また、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食品はLDL(悪玉)コレステロールを上昇させます。米国心臓協会は、総エネルギーの35%未満を脂質から摂取し、そのうち飽和脂肪酸は7%未満、トランス脂肪酸は1%未満に抑えることを推奨しています。
積極的に摂りたい食品
- 全粒穀物、野菜、果物はLDLを下げ、HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあります。1日あたり25〜35gの食物繊維摂取が目安です。
運動
- 米国心臓協会は、毎日30分以上の身体活動を推奨しています。運動はHDLを増加させ、心血管疾患リスクを低減します。30分は3回の10分、または2回の15分に分けても構いません。
薬の種類
- スタチンは体内でのコレステロール合成を抑制します。選択的コレステロール吸収阻害薬は腸からの吸収を妨げます。樹脂系薬(胆汁酸樹脂結合薬)は胆汁酸と結合してコレステロールを排泄させます。フィブラートは中性脂肪を減少させHDLを上げますがLDL低下効果は限定的です。ニアシンは中性脂肪とLDLを下げ、HDLを上げます。
生活習慣の改善
- 喫煙は高コレステロールと相まって心疾患リスクを高めます。ストレスもコレステロール上昇に関与するとされています。禁煙やストレス管理も重要です。
