良いコレステロールレベルとは?
コレステロール数値は健康管理に欠かせません。年齢・性別・既往症によって理想値は変わりますが、ここでは総コレステロール、HDL、LDL、そして中性脂肪の目安と、特に注意すべきポイントをまとめました。
総コレステロール
総コレステロールは「善玉」と「悪玉」の両方を合算した値です。一般的に、200 mg/dL 未満が理想とされ、200〜239 mg/dL は「境界域」と呼ばれます。ただし、総コレステロールが境界域でも HDL が高く LDL が正常範囲内であれば、医師はそれほど心配しないことが多いです。
HDL(善玉コレステロール)
HDL は血管内の余分な脂肪を除去する働きがあるため、数値が高いほど健康的です。女性は心疾患リスクが高いため、男性よりも高めの数値が推奨されます。目安は、男性で 40 mg/dL 以上、女性で 50 mg/dL 以上です。60 mg/dL 以上であれば、男女ともに心臓病予防に最適とされています。
LDL(悪玉コレステロール)
LDL は血管に脂肪を沈着させやすい「悪玉」コレステロールです。数値が低いほど望ましく、100〜129 mg/dL が「ほぼ最適」、100 mg/dL 未満が理想です。心疾患既往や家族歴が強い場合は、70 mg/dL 以下を目指すことが推奨されます。
中性脂肪(トリグリセリド)
中性脂肪はエネルギー源となる血液中の脂肪です。過剰な糖質やアルコールの摂取、糖尿病や甲状腺機能低下症の未治療が数値を上げます。一般的な目安は 150 mg/dL 未満で、150〜199 mg/dL は「境界域」とされます。
考慮すべき点
高齢者や糖尿病・心疾患の家族歴がある方は、一般的な基準よりも低い数値を目指すことが多いです。例えば、糖尿病患者は総コレステロールを非糖尿病者より低めに保つことが推奨されます。心疾患の家族歴が強い場合は、LDL と総コレステロールを特に低くし、HDL を 60 mg/dL 前後に保つことが望ましいです。加えて、男性は 45 歳以上、女性は 55 歳以上になると、LDL を低く、HDL を高く保つ意識が重要になります。
