インフルエンザの症状・兆候と治療法
症状と兆候
インフルエンザは主にインフルエンザウイルスA型とB型が原因で、冬季に流行します。C型は軽度の上気道感染を起こすだけで、流行はしません。感染すると、急な高熱、激しい倦怠感、全身の筋肉痛や関節痛、咳、喉の痛み、鼻づまりや鼻水、場合によっては下痢や嘔吐が現れます。
これらの症状は風邪や副鼻腔炎と似ているため、医師だけで診断するのは難しいです。確定診断には迅速インフルエンザ検査などの検査が必要です。
特に妊婦、乳幼児、高齢者(65歳以上)、心臓病・糖尿病・喘息などの慢性疾患を持つ方、介護施設に入所している方は重症化しやすく、早期の受診と治療が重要です。
治療と予防策
インフルエンザの予防は毎年のワクチン接種が最も効果的です。ワクチンはA型とB型に対する免疫を提供し、毎年流行が予測される主要株に合わせて製造されます。
感染後は抗ウイルス薬(オセルタミビル、ザナミビル、ペラミビル、バロキサビルなど)を早期に服用することで、ウイルスの増殖を抑え、重症化や合併症を防ぎ、回復を早めることができます。抗ウイルス薬は処方薬で、錠剤、液体、吸入粉末などの形態があります。
自宅でできる対処法としては、十分な休養と水分補給が基本です。嘔吐や下痢で食事が取れない場合は、10〜15分おきに少量の水やスポーツドリンクを飲んで脱水を防ぎましょう。食事が可能になったら、クラッカー、トースト、白米、リンゴソース、バナナなどの消化に優しい食品から徐々に戻します。
咳や喉の痛み、鼻づまりがある場合は、就寝時に加湿器や蒸気吸入を行い、粘液を柔らかくして呼吸を楽にします。のど飴や市販の咳止め薬も症状緩和に役立ちます。
早期に医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けることで、合併症リスクを低減できます。
